塗装を施された屋根や外壁は、昼夜を分かたず雨風や直射日光から建物を守っています。その外壁をさらに頑丈なものにするのに必要不可欠なのが「外壁塗装」です。塗装には様々な効果や役割があり、塗料自体もさまざまな種類があります。
施工する環境や場所、施工方法によって組み合わせは多岐にわたります。
その中で最も適したものをお客様へご説明・ご提案させて頂きます。
外壁塗装に用いられる塗料は、大きくわけると6種類に分類されます。価格や耐用年数などを踏まえた選び方も大切です。
○アクリル系塗料
○ウレタン系塗料
○シリコン系塗料
○フッ素系塗料
○遮熱塗料
○光触媒塗料
前述した6つの分類の塗料は、さらに「水性塗料」と「油性塗料」の2つにわけることができます。
外壁塗装用の塗料は希釈を必ず行ってから塗布をしますが、希釈の際に使用するのが「水」であれば水性塗料、「シンナー」などの溶剤を使用するものは油性塗料、といった分類になります。
水性塗料 | 油性塗料 | |
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塗料の主成分 | 水性塗料 | 有機溶剤 |
内装塗装 | 使用可 | 使用不可 |
メリット | 価格が抑えられる 比較的臭わない 保管が容易 人体への影響が小さい |
耐久性がある 塗装面の密着に優れている 防汚性が高い 雨や風に強い |
デメリット | 油性に比べ耐久年数が劣る 塗装できない下地がある 気温が低いと定着しにくい 雨が多いと施工が出来ない |
価格が高い 溶剤のにおいが強い 保管が難しい 人体への影響に注意が必要 |
近年の技術の進歩により水性塗料と油性塗料の差は縮まってきております。溶剤を使わない水性塗料は環境にも優しくニーズが高まってきている背景もあります。
しかし、水性塗料だけでは対応しきれない下地もあるため、内容や施工箇所の見極めが大切です。